代表ごあいさつ



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代表
谷口 春音/Harune Taniguchi


こんにちは!

こんにちは!谷口春音と申します。
みんなからは「はる」って呼んでもらっています。

たまに、たよりなさげなんだけど実はアツいよね、みたいなことを言われたりしますが、本当は中身も充分たよりないです。
石橋を叩きすぎて壊しちゃって結局何もないところをジャブジャブ渡るような性格で、慎重すぎる世間知らずって感じなのかもしれません。

そんなわたしが、なんで代表になんかなっちゃったのか?

その理由は、わたしもふくめて、誰にもわかりません…!


わたしの摂食障害とこれまで

社会人になって2年目くらいのときに「摂食障害」の診断を受けました。
そんな病名は初耳で、当初はちっとも深刻に考えていなかったのですが、予想をはるかに超えた壮絶さで、「回復した!」と自信をもって言えるようになるまでには10年くらいかかりました。

その10年のうち、前半の半分くらいは拒食の状態、後半の半分くらいは過食の状態でした。
拒食期はなかなかの頑固さで、食事制限はそれはもう過酷なものでした。
過食期は、わたしは嘔吐がどうしてもこわくてできなかったので、過食と食事制限を繰り返してなんとか気持ちを保っていたのですが、最後の方はそれもままならず、ただただ食べ続けていた…という感じでした。

それが、なんだかだんだんと過食とは呼べない感じになってきたなーというところから、「あれ?わたし摂食障害のこと、過去形で話してる…」と気づき始め、「回復」という感覚が少しずつ確信に変わっていきました。

今では、再発を心配するような感覚も全くなく、自由にごはんを食べたりおやつを食べたりしています。


摂食障害が回復したのは

どうして治ったのか、どんなきっかけがあったのか、なんてよく聞かれますが、「5分や10分や1時間や2時間じゃとても説明しきれない」というのがホンネです。

これ!というきっかけがあったとは言えないけど、なかったわけでもないのです。
ただ、文字にしてお伝えするには、あまりも膨大になりそうなので、このサイトやフォーラムなどを通じてみんなでおしゃべりしながら少しずつ言葉にしていけたらいいなーと思っています。

でももし無理やり要約して言葉にするとしたら、わたしはこう思っています。

摂食障害でのつらい思いや苦しい思い、自分を責めたり親を恨んだり、泣きながらがんばったりやっぱり人生をやめてしまいたくなったり、何度も何度も失敗してもがき続けてきたことも全部全部ふくめて、生まれてから今日までの経験すべてが、今のわたしをつくっているんだ!と。

つまり、わたしの摂食障害が回復したのは、ぜーんぶひっくるめた経験すべてがあったからこそだと思っています。

だから、どんなことでも、たくさんたくさん経験することが、回復へと導いてくれるんじゃないかな、と思います。


とにかくリラックス

それからもうひとつ、回復に一番よく効くのは「リラックス」だと思っています☆

自分を苦しめることが何より大得意だったわたしですが、まあ根気よく「摂食障害」さんに教えられて少しずつ自分をリラックスさせてあげることもできるようになってきました。

リラックスすることで得られる効果は絶大!
あんまりいろいろ難しく考えすぎずに、とにかくリラックスする時間を1秒でも増やしていくことが、本当にとっても大切です。

ひとりでも多くの人にそのことを実感してもらえたら…と願って、ピアフルをがんばっています。

と、こんなわたしです(*^^*)
ぜひ、みんなで一緒に「摂食障害が治りやすい社会、摂食障害になりにくい社会」をつくっていきましょう!!



2015年7月1日執筆



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