摂食障害の娘さんや息子さんを持つ親御さんから、よくこんなご質問をいただきます。
どんなふうに接してあげるのがいいんでしょうか?
どんな言葉をかけてあげたらいいんでしょうか?
腫れものにさわるような態度は良くないって聞くのですが、だからといって「見て見ぬふり」がいいのか、それとも…
といった感じで、とてもとても心配だからこそ、一体どうしたらいいのかがわからなくて、本当に悩んでいらっしゃいます。
同じ「摂食障害」を経験してきた者として「そういうときはこうするのが一番なんですよ♪」なんてこたえがあればいいのですが、残念ながら…というより当然のことながら、そんなものはありません。
たとえ同じ「摂食障害」でも、その人によってまたその時によって「どうしてほしいか」は全然違うからです。
唯一言えるとしたら、「直接、ご本人に聞くしかありません」です。
そして実はこれが、とーっても大切なことでもあるのです!
親子のコミュニケーションが解決のカギになる
よく考えてみれば、おかしな話ですよね。
まだ言葉を話せない赤ちゃんの扱いに悩んでいるわけではないんですから。
あなたは、お母さんにどうしてほしい?
お父さんに、どんなふうに声をかけてほしい?
こんなふうに聞いてみるのが一番なんです。
親御さんはお子さんの気持ちを「理解しようとすること」が、お子さんは親御さんに「言葉で伝えること」が、とてもとても大切なことなのです。
(理解することではなくて、あくまでも、理解「しようとする」こと、です)
それがうまくできていなかったからこそ、摂食障害になったといえるかもしれないくらいです。
ただ、「どうしてほしい?」と聞かれてすぐに「こうしてほしい!」「こう言ってほしい!」なんて答えられる人だったら、そもそも摂食障害になんてならないでしょう。
自分が一体どうしてほしいのか?
何を望んでいるのか?
それがわからなくなってしまっているから、摂食障害になってしまったのです。
根気よくコミュニケーションを繰り返して、お子さんの「どうしたいのか?」という気持ちを探るお手伝いをしてあげられたら、本当に理想的だと思います☆
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