「摂食障害の人は…」という思い込みを外そう

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Source: Luci Correia



摂食障害について調べれば調べるほど、「摂食障害の人は…」というラベルがいくつも出来上がってくるのではないかと思います。

真面目、完璧主義、頑固、優しい、いい子、自己表現が苦手、自己犠牲的、自己中心的、劣等感が強い、自尊心が低い、自信がない、、、

ほかにもきっといっぱいあると思いますが、こういったラベルに振り回されてしまっていませんか。


人間って複雑

たとえば「真面目」という傾向について、摂食障害の人には確かにとても多い傾向ですよね。

でも、同じ摂食障害で同じ「真面目」傾向がある人同士でも、その程度や内容は本当に千差万別!
決してひとくくりにはできません。

しかも、摂食障害なんか全く関係のない人の中にも「真面目」な人はたくさんいます。

そう考えると、「摂食障害の人は…」などというラベルは、あってないようなものだともいえるかもしれません。


ラベルが教えてくれること

とはいえ、全く役に立たないわけでは、もちろんありません。

もしかしたら、「摂食障害の人は…」というラベルが、それまでの混乱から自分を救ってくれるかもしれません。
右も左もわからず摂食障害の波にのまれてしまっているとしたら、こうしたラベリングが、自分の立ち位置やこれからの方向性を示してくれることもあります。


ああ、こんなに苦しかったのは、自分のこんな傾向が隠れていたからだったんだ



こんな前向きな気づきは、とっても大切ですよね☆
よくわからなかったもやもやしたものに名前を付けられるということは、とてもとても大きな一歩です!

でも、そのラベルに、逆に縛られるようになってしまうと…ちょっと困ってしまうかもしれません。


ラベルに縛られないで

摂食障害の真っ只中では、少し柔軟さが失われてしまうことが多いので、その白黒思考が余計にそうさせるのだと思うのですが、一度貼ったラベルが、今度は逆に自分を縛ってしまうことがある気がします。


ああ、自分には「真面目」な傾向があったんだ



という気づきまではとても意味のある一歩でも、それがやがて…


わたしは「真面目」だからうまくいかないんだ


「真面目」なのがわたし、これはもう変えられない



などというように、いつのまにかネガティブな思い込みになってしまっていることがあります。


そのラベルは、ただのラベルにすぎない

たとえば「真面目」というラベルを貼ったとしても、それがそのまま自分自身を表しているわけではないのです。

それは単に「真面目」な面もある、というだけのこと。

あなたは、そんなラベルをたった数十枚、数百枚、貼り付けたくらいで表現できるような単純な存在ではありません。

もっともっと複雑で、神秘的で、可能性にあふれています!
しかも、これからいくらでも変化していくし、まだまだ未完成な存在なんです。

小ちゃなラベルに振り回されずに、もっともっと自分の可能性を夢みましょう♪(*^^*)



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Article by はる

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