ピアフルの自助グループ「Peer(茅野)」の7月13日のレポートです。
今回は、ご家族の方1名を含む、3名の参加でした。
みんなでおしゃべりしたテーマの一部やご感想などをご紹介します!
家族は、本人にどんなふうに接したらいい?
本人の気持ちは?
・吐いたり、異常な食行動を家族に知られているとわかっていても、隠したい、悟られまい、後ろめたい気持ちがあるため、症状がひどい時には触れられたくない気持ちが大きい。
・家族に無理やり病院受診をさせられても、本人の気持ちが回復に向いていなければ意思の無い通院は続かなかったり、苦痛であったりもする。
・身内であればなおのこと、鬱陶しさを感じたり素直になれない事もあります。
・付かず離れずがいい。
気分転換のきっかけづくりをしたらいいかも
・命の危険性がある場合を除き、本人が回復に前向きになれるきっかけづくりみたいなサポートをしてあげたらいいのでは?
・本人は食べ物の事で頭がいっぱい、食べ吐きだけで毎日過ごさないように散歩に誘い出してみる。
・景色の違う場所に誘って気分転換できそうな時間をほんのわずかでも作っていったらどうか?
・腫れ物に触るようにせず、時々気分転換に誘う。
・難しいことかも知れないけれど、散歩やジム、ウィンドーショッピングなど、時折誘ってみてはどうか?
・以前母が過食の買い出しに付き合うから!と言った事があり、本当はついて来てほしくなかったけれど、『あんたが何をどれだけ買って食べたっていいから』と過食嘔吐する自分に正面から向き合ってくれて、母の器の大きさに気が付いたり、ホッとした気持ちになった事を思い出した。
・憎みもしたし、嫌いだと思っていた母に感謝する気持ちを思い出せた。
・どうしたらいいか真っ暗に感じていた所へ、わずかでも希望を持つ事ができました。気軽にいっしょにジムへ汗を流しに行かない?って聞いてみる元気をもらえました。
・当事者、家族それぞれの立場からの考えや気持ちを話し、双方に気づきのあるミーティングでした。一喜一憂せず、ゆっくり持続できる事が大事。回復への気持ちの栄養をもらえたように思います。
mysense
摂食障害は分かりにくい病気ですし、子供の病気は病院にまかせていればいいという感覚の両親も多いと思いますが、自助グループに参加されたご両親、それだけでもなんだかすごいなと感じました。
主治医から、家族や友人は摂食障害の本人といかに関わるべきなのか、話してもらったことがあります。
「病気の症状=本人の人格」ではない。
家族や友人は、病気と人格は区別して、あくまで本人と向き合い対話するべきと、言っていました。
『あんたが何をどれだけ買って食べたっていいから』
あんたはあんたでいいと、そう言っているような気がしました。
2017年8月3日 18:02