わたしは、12歳から摂食障害になりました。
はじめは拒食症から始まり、過食症に移行し、
10年ぐらい病気と付き合いました。
拒食のときは、ガリガリで体力ないのに
食べるのが怖い
ちょっとでも体重が増えるのが怖い
太るのが怖いというより、とにかく体重計に乗って
数字が増えるのが怖かったように思います。
周りからは、心配されたり、逆に見た目のことで
傷つくことを言われたけど、
でも、食べることも、運動をやめることも、体重を増やすことも
どうしても出来ませんでした。
過食のときは、痩せたいのに食べてしまう
太ってるから外に出たくない
人に自分の顔や体型を見られるのが怖いという
気持ちが強く、引きこもってました。
拒食のときよりも、人の目を気にして、
醜いって思われてるに違いないって
ずーっと思い込んで
あと○キロ痩せるまでは誰にも会えない!
って決めこんでました。
でも、ずっと閉じこもってるのはとても寂しかったです。
そんな状態が長く続いたけれど、
結局○キロまで痩せることは出来なかったけど
なんとなく、人に見られる怖さより
ひとりで過ごす寂しさのほうが勝って
この人なら会えるかも!って友だちと会ってみました。
友だちにわたしの姿をどう思われるかより、純粋に
会って他愛もないことを話せて楽しかった!って
気持ちが強く、
それから徐々に外に出れるようになったり、
フリースクールに通うようになりました。
その後、過食の症状は続きながらも、
大学に進学して、
休み休み行き続けました。
また、大学で合唱に興味を持ち
サークル活動に打ち込むことで
いろんな人と関わることが楽しくなり
食へのこだわりが減っていきました。
でも、病気はもう治った☆って
感じではなく、
いろいろできることが増えた今でも
食べることばかり考えてしまうことも、
対人関係や将来のことで
不安になることも、度々あります。
でも、食べてしまうこと
不安になること
不調になることは
いけないことじゃなく
そんな日があってもいいんだ
痩せてなくてもいいんだ
くよくよしたり不安になる日があっても
笑えたり、素で楽しめてる日もあるんだから
良い日も、ちょっと悪い日もあっていいんだ
と、思うようになると、
ラクになり、
摂食障害が完全に治ってなくても
今のわたしをだいぶ受け入れられる
ようになったとおもいます。
食べたい日、不安な日は、
自分の心身が頑張ってる証拠。
ちょっと優しくしてあげようか
と思うようになりました。
悪いことはずっと続かない
そう信じて、悩みながらも
楽しく生きてます。
現在の状態:摂食障害の症状はほぼありません。疲れやストレスがあると気分転換に間食をすることはありますが、体型や食べることへの恐怖心はほぼなくなりました。
かーりー
何度も読み返したい内容。言葉の選び方のやさしさ、素直な感じも好きな文章だなあと思います。
2015年8月1日 13:30