私は2年間の非嘔吐過食症で、現在も治っていません。
しかし最近、そんな私にも彼氏ができました。
彼氏は私を「可愛い」「大好き」と言ってくれ、本当に大切にしてくれています。
その度に「こんな私のどこが可愛いの?」「大好きになるくらい良い要素なんて私にあるの?」と疑問を持ってしまいますが、その反面非常に嬉しくもありました。
こんな私でも認めてくれる人がいるのだ、と。
そして、彼氏に会うとしばらく過食衝動が治まることに気づきました。
「これだ!」と私は思いました。
今まで、自分なんて可愛くもないし魅力も無いし彼氏もできないだろう、とばかり考えていました。
家族一同にも「太った」だの散々言われ、友達にもいじられ放題で、それ以来人に「可愛い」とか褒められても全く信用できなくなっていました。
こんな感じで自己否定し続けて生きてきましたが、彼氏ができ、「自分ってそんなに可愛いのかな・・・?」と思わず自惚れてしまいました。
すると翌日から、食べる時、「せっかく今可愛いのに、食べて肌荒れとか太ったりしたらもったいないよ?」と語りかける自分が現れ、それとともに過食衝動がスッと治まる感覚がありました。
2年間患ってきた非嘔吐過食はまだ完治していませんし、不意に襲ってくる過食衝動もしつこく消えません。
しかし、過食後の自己嫌悪から抜け出す方法が見つかりました。
それは「自惚れる」ことです。
彼氏が自分を認めてくれていることを思い出し、少しは自分に甘くなっても良いのではないか、自惚れても良いのではないか、と感じました。
それからというもの、ノートにズラズラと自分を褒めたり励ます言葉を書き連ねるようにしました。
もっと自惚れて、自分大好き人間になること。
それが、自分に対して厳しくしてしまう摂食障害の方たちには必要なことではないでしょうか。
現在の状態:2年前から軽度の拒食症、そして非嘔吐過食に移行しました。現在も治っていません。しかし、過食回数は少しずつですが減ってきた気がします。