【本よみました】『わたしが少女型ロボットだったころ』

mysense
文:mysense
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摂食障害の女の子が主人公の小説を読みました。

『わたしが少女型ロボットだったころ』石川宏千花 著

https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784037272807

ノンフィクションや病気の解説・研究本などは多いですが、「摂食障害」が小説の題材になっている物語の本は珍しいと思います。

とは言え、この物語でメインに描かれているものは、病気の症状でも奇跡の克服話でもありません。
自分のことをまるでロボットのように感じ、見失いそうになる、ゆらく少女の心が描かれています。
周囲に理解されないことを言って食べ物を口にしなくなる少女を、ありのままに受け入れてくれる少年の存在も救いでした。

私は寝る前に少し読むつもりが、一気読みしました。少し泣いて。

児童書なので、図書館で借りて読むこともできると思います。

Article by mysense(ピアフルメンバー)
現在の状態:拒食から始まった摂食障害も15年経ち、ようやく自分が病気なった意味、自分の心の状態に目を向けられるようになった気がします。

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