今日は世界自閉症啓発デー! 摂食障害との関連は?

毎年4月2日は、国連の定めた「World Autism Awareness Day(世界自閉症啓発デー)」です。


自閉症ってなに?

脳の発達の仕方の違いから「他の人の気持ちや感情を理解すること」「言葉を適切に使うこと」「新しいことを学習すること」などが苦手であり、一般的な「常識」と思われることを身につけることも苦手です。このため、真面目に取り組んでいても、誤解されることがあります。
なお、自閉症の人たちは、とても「純粋」で、自分の感じたままに話したり、行動したりすることがあり、感覚が過敏であったり記憶が抜群な人もいます。
世界自閉症啓発デー日本実行委員会公式サイト(自閉症を知っていますか?)

自閉症は、後発的なもの(親の育て方によるのではないかなど)だと勘違いしている人がまだまだ多いようです。
でも実際には、自閉症は、生まれつき脳の発達の仕方に違いがあるということがわかっています。
これを、それぞれの異なる「個性」だととらえ、その個性や特性をよく理解していくことが、まずは大切なことかもしれません。


自閉症は発達障害の一種

自閉症は、発達障害の一種です。
発達障害には、自閉症のほか、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などがあります。
その特性の出方や強さなどは、個人差が非常に大きく、「少し変わっている」という認識だけで、家族や本人でさえ気付いていないということも少なくありません。


摂食障害と発達障害

発達障害が注目されるようになったことで、摂食障害と発達障害との関連についても取り上げられるようになってきているようです。
摂食障害の人の中に、発達障害の人が一定数(10〜20%程度)いる、という報告もあるようです。

これは、発達障害の特性による周囲との違いなどから、親や先生から注意されることが多かったり、友達から心ない指摘をされたり、また自分でも劣等感を感じてしまうなど、自己肯定感が低くなってしまいやすいことが原因になっている場合もあるのかもしれません。
ほかにも、公汎性発達障害の「こだわりの強さ」や、注意欠如・多動性障害(ADHD)の「不注意」や「衝動性」などが、摂食障害の症状につながりやすいのではないか、という指摘もあるようです。

もし、発達障害の傾向があるかもしれない場合は、病院で診断してもらうのも良いかもしれません。
原因がハッキリすることで、治療法や対処法がより明確になることが期待できます。


各地のイベント

この世界自閉症啓発デーに合わせて、世界中で、さまざまなイベントが開催されています。
各地のランドマークをブルーにライトアップするLight It Up Blue(ライトイットアップブルー)というイベントもあり、アメリカのエンパイアステートビルエジプトのピラミッドカナダのナイアガラの滝なども、ブルーにライトアップされるそうです。

ここ日本でも、兵庫大仏、東京タワーをはじめ、各地のランドマークがブルーにライトアップされます。

今日は、何か青いものを身につけて、外出してみるのはどうでしょうか☆



あなたは、どう思いますか?


By Peerful

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