フランスで痩せすぎモデルと プロアナに罰金、禁固も

フランス議会で4月2日、痩せすぎのモデルを雇用したモデル事務所などに、最大で7万5000ユーロの罰金や懲役6ヶ月の禁固刑を科すことができる法案が可決されました。

モデル業界からは強い反発があがっているそうですが、すでにスペインやイタリア、イスラエルなどでも同様の対策がとられています。

Photo by Aveda Corporation


この法案の可決に先立って、「過度の細さ」を扇動した者に対し、1年以下の禁錮刑と1万ユーロ(約130万円)以下の罰金を科す修正法案も可決されていた。この法案は、拒食症を奨励しているとの批判も浴びている「プロアナ(pro-ana)」ウェブサイトを標的にしている。
AFP

プロアナとは、「拒食症は病気ではなく個人のライフスタイルなのだ」と主張する活動やムーブメントのことで、その極端な痩せや拒食を煽るウェブサイトなどが、海外で大きな問題になっています。
日本国内においても、ネット上での情報交換といった形で少しずつそういった動きが見られるようです。



フランスには、約4万人の摂食障害の患者がいるとされており、そのうちの9割が女性だということです。
女性たちの憧れでもある「モデル」の痩せすぎが規制されることで、痩せ礼賛の拍車に歯止めがかかることが期待されます。

また、ファッションの中心地ともいわれるフランスでこの法案が可決されたことで、各国のモデル業界にもさまざまな影響を与えることになるのではないかと注目が集まっています。


Source: Huffington Post / PBS NEWSHOUR



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By Peerful

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