パーソナルトレーナーでフィットネスブロガーのソフィー・ケイ(Sophie Kay)さんが投稿した写真が話題になっています。
一見、まるで別人のようにも見えるこの写真は、左右どちらもソフィーさんのセルフィー(自撮り画像)なのですが、同じ日、しかもたった3分の間に撮ったものだそう。
この2枚の写真を撮る間の3分間にしたのは、頭の上の電気を消すこと、ちょうどいいサイズの下着に着替えること、自分のベストアングルを見せるようにちょっと体をひねること、そしてもちろんフィルターを使うこと。つまり、この「ビフォーアフター」撮影には、難しいことなんて何もないの。
ちょっとした工夫でどんなふうにも見せることができるということは、実は奥が深い真実かもしれません。
2枚の写真を比べると、光の加減やちょっとした角度だけでなく、その「表情」の違いにも大きなヒミツがありそうな気がします。
どこか自信なさげにしているよりも、堂々と自分をアピールしている右の写真の方が、圧倒的に素敵に見えます。
摂食障害の回復やポジティブなボディイメージについて啓発しているというソフィーさんは、この「フィットネス神話を暴く」というブログ記事で、こんなふうに書いています。
インスタグラム上のカンペキな腹筋や長い脚、汗ひとつかいていない表情の写真は、たのしくて簡単で、しあわせいっぱいなフィットネスのイメージが描かれています。でも実際には、疲れるし、つらいし、まだ外が暗いうちに起きなきゃいけないときなんて、やる気を出すのも大変だし、不機嫌にだってなるもの。
しかも、もしきちんと運動していたとしても、実際カンペキに見える人なんて誰もいないんです!
ほかにも、腹筋を6つに割るには、女性の場合は月経が止まるほど体脂肪率を落とさなければならないことや、パーソナルトレーナーやフィットネスブロガーだってピザやアイスクリームを食べていること、運動をすることはちっとも簡単なんかじゃないことなど、みんなが誤解している「フィットネス神話」について書かれています。
普段、わたしたちが目にしているのは、きれいに切り取った表面の部分だけなのかもしれません。
しかも、そのほとんどは何かの商品の「広告」です。
広告は、美しく魅力的にみせたり、さも充実しているようにみせることで、わたしたち消費者のこころを奪おうとしています。
わたしたちは、それが「広告」であり、商品を買わせるために広告のプロたちが日夜考え抜いている作戦なのだということを、しっかり認識しておかなければいけません。
ソフィーさんのサイトとSNS
Website: http://www.thefitologyway.com
Facebook: https://www.facebook.com/pages/Fitology/667313723397302
Instagram: https://instagram.com/fitology_uk/
Tumblr: http://thisblogissophiesblog.tumblr.com
Twitter: https://twitter.com/Fitology_UK
Thank you, Sophie!
みき
“広告のプロたちが日夜考え抜いている…”って本当にそうですね。ついいつも忘れてしまうけど。
2015年6月15日 23:28