英医学誌「Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry」に、35歳の女性がスキニージーンズが原因で動けなくなり入院したという報告がありました。
この女性は、スキニージーンズをはいて引っ越しのお手伝いをしていたそう。
クローゼットを片付けるために長い時間しゃがんだまま作業をした後、家に帰る途中で足の感覚がなくなり転倒、そのまま発見されるまでの数時間、動けない状態になってしまったとのこと。
女性の両足は、ジーンズを切り裂かなければならないほど腫れ上がっていて、神経が圧迫されていたために足が動かなくなってしまったとみられています。
これは、スキニージーンズをはいたまましゃがみ続けて血流がさまたげられてしまったことが原因だそう。
病院で点滴などの治療を受け、4日後には歩けるようにまで回復し、無事に退院したとのことです。
研究によると、こうしたことが原因で、足の神経や筋肉を損傷する恐れもあるとのこと。
スキニージーンズは、タイトな上に生地もかたいので、しゃがんだときの膝まわりへの圧迫がとても強くなります。
そのため、血流が圧迫されるような感じのほかに、膝関節への負担なども感じたことがある女性も多いようです。
またスキニージーンズだけでなく、ガードルなどの矯正下着もサイズに気をつけないと似たような事態を招く恐れがあります。
「おしゃれはガマン」などと言われますが、ファッション・ビクティム(ファッションの犠牲者)になってしまわないように気を付けた方がいいかもしれません。
Source: Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry / CNN
Article by Peerful