今日は春分。
まだまだ寒い日もありますが、ここ松本も、どんどん春めいてきています。
寒い冬から、あたたかい春へと向かうこの時期は、どこかほっとするような、うれしい気持ちになる人も多いかもしれません。
縮こまっていた心も体もリラックスして、何か新しいことを始めたくなったりもします。
その一方で、なんだか気分が上がらない…という人も多いようです。
自分だけ置いていかれてしまったみたい
この時期は、あちこちに「新生活」の文字が踊ります。
4月になれば、初々しい新一年生、新社会人の姿が、あまりにもキラキラとまぶしく映ります。
相変わらずな自分の生活と比べたりして、まるで社会に置いていかれたような気持ちになってしまうのかもしれません。
春色ファッションにため息
春になると、毎年の流行はありつつも、たいてい決まってパステルカラーの洋服がお店に並び始めます。
冬物とは一転、うきうきするような春色ファッションですが、そのうきうき感にどこか乗り切れない自分に、大きなため息が出てしまったりするかもしれません。
春のエネルギーに圧倒されてしまう
春は、人間界だけでなく、自然界でも、ものすごい量のエネルギーが動き始めます。
冬眠していた虫や動物たちが這い出てきて、木々や草花は背伸びをするように芽吹きます。
究極的にエコな状態で越冬してきた生き物たちが、春の訪れとともに、一斉にそのエネルギーを解放するのです。
そんな自然界のエネルギーを感じ取って、どこかそわそわしてくるものの、なんだか圧倒されて焦るような気持ちが強くなるばかりで、なかなか思うように動けなかったりするかもしれません。
春は憂鬱になりやすい季節
春は、うつを発症しやすい季節ナンバーワンなんだそうです。
自律神経も乱れやすく、体調を崩してしまう人も多いとか。
環境の変化が激しい季節なので、精神的にも肉体的にも、知らず知らずのうちにストレスにさらされてしまっているのかもしれません。
春を、ただ感じる
つい湧き上がる焦りや不安は、ひとまず向こうに置いておいて、この季節の小さな変化に目を向けてみるのもいいかもしれません。
風のあたたかさ、やわらかいひだまり、小さな芽吹き、、、
春という季節をしみじみと感じられたとしたら、きっと、穏やかな春の日を、ただ楽しむことができるかもしれません。